MMS-TRACER

MMS-TRACER

MMSのデータから測量を机上で行うことができるデスクトップ測量システムです。
MMSで取得した写真とレーザ点群を重畳し、点群からでは視認が難しい地物や標識も、写真上から指示・トレースを行います。

国土地理院「移動計測車両による測量システムを用いる数値地形図データ作成マニュアル(案)」における、「複合表示による方法」に適合しています。

MMSからのレーザ照射は、標識や地物の端など、欲しいポイントが必ずしも取得できるとは限りません。

指示したいポイントに点群が無い場合、「近傍レーザ点」扱いとするほか、近傍にある複数のレーザ点から補間計算により指示ポイントの座標(X,Y,H)を算出します。

側溝・グレーチングなどの地物、白線や路面標識の「角」を指示
※水色の点がMMSの標準レーザ(SICK LMS-511)の点群です。

写真上をトレースするだけで、実際の位置座標に基づいたCADデータ(連続線や端点などの図形)を作成できます。

図形は地物種ごとにレイヤなど属性設定でき、DWG/DXFに出力して各種CAD等で利用が可能です。


 
 
精度点検や点群調整を行う際も、写真上からポイント指示するだけで正確な座標値(X,Y,H)がクリップボードにコピーされるので、そのままEXCEL等で利用できます。